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No:616 タイトル:GEAR戦士撫子 新Part611 お名前:プロフェッサー圧縮 投稿日:2024/08/14 10:24:53 単表示 返信

まあ流石に陰謀のやり取りする手紙に、のんべんだらりと時候の挨拶書くようなアホウはそうそういないとは思いますが。

ただこの当時、恋文なんかも暗号化して送ることは結構ありました。

割と不義密通何でもありだったようですからね。

バレなきゃ不倫じゃないんだぜの精神です。


          ◇          ◇          ◇


まあヴィジュネル暗号まで使う剛の者はそういなかったとは思いますが。

何しろこの暗号、手順見て分かる通りかなり煩雑です。

一文字一文字、暗号表と暗号鍵をにらめっこして書いていくとかわたくしならやってられませんわね。

バベッジがコンピューターの概念考案したのはヴィジュネル暗号発明から300年も後です。

つまり手作業以外に方法はなかったということです。


          ◇          ◇          ◇


・・・・・・ふと思いましたが。

暗号化していく中でどうやって間違い探ししたんでしょうね?

暗号表の違うところ見てしまうのは勿論、暗号鍵の位置もやってく内に何個目かわからなくなったりしませんでしょうか。

間違った暗号化してしまったら正しい復号化なんてできゃしないのは自明です。

もしかして、手紙出す前に一回復号化してみたりしたんでしょうか?

だとしたら手間が二倍で苦労も二倍ですわね。


          ◇          ◇          ◇


そう考えると。

暗号文が極力短くなる(=突破が困難になる)のは必然だったのかもしれません。

300年間も無敵を誇ったのにも、この辺の事情があったかもですわ。