掲示板に戻る
No:651 タイトル:GEAR戦士撫子 新Part646 お名前:プロフェッサー圧縮 投稿日:2025/04/16 08:12:46 単表示 返信

8ビット=1バイトで表現できる数値は0から255の256個で、そこにアルファベットなり数字なりを当て嵌めていきます。

例えばAには65が割り当てられており、1なら49です。

ちなみに大文字小文字は別の文字なのでaは97です。

この割当は1963年に制定されたASCII(American Standard Code for Information Interchange)によって定義されて以来、後発の規格にも脈々と受け継がれています。


          ◇          ◇          ◇


さて。

英文で使われる文字は0から9までの数字10文字+アルファベット26文字×大文字小文字2種=52文字に加え、空白スペース・四則演算などの記号類を入れても約80文字弱しかありません。

ASCIIは7ビット用に制定されたので8ビットの半分の定義ですが、であってもおよそ6割強しか占めてないことになります。

実は表示文字以外の定義もされているのですが・・・・・・

暗号化の世界においては表示できない文字などノイズに過ぎないのです。


          ◇          ◇          ◇


つまりどういうことかと言いますと。

当てずっぽうの復号化はこのノイズによって、意味の有りそうな文になる可能性が半分近く減っていることを意味します。

それだけ聞くと解読側の不利要素に聞こえますが・・・・・・

実のところこれは福音とも呼べる特性なのです。


          ◇          ◇          ◇


要するに。

解読側は本物の平文を欲しているのであって「それっぽい文」を求めている訳ではありません。

むしろ邪魔とさえ言えます。

なので。

一発で解読失敗とわかる文字化け(表示文字以外はおかしなコードが表示される場合がほとんど)は、偽の解読成功糠喜びを防ぐという意味で重要なのです。