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No:633 タイトル:GEAR戦士撫子 新Part628 お名前:プロフェッサー圧縮 投稿日:2024/12/11 08:27:50 単表示 返信

ともあれ。

以上がノイマン型と呼ばれるコンピュータの基本構成ですが・・・・・・

もう一つ、要件として数えられるものがあります。

それは「数値の表現が二進数である」です。


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先にも触れましたが、ENIACは10進数が採用されています。

人間が扱うのが10進数ですから当然と言えば当然ですが・・・・・・

しかし後継機で10進数が採用されているものはほぼありません。

それは何故かといいますと・・・・・・

勿体つけるほどのことでもありませんのでさくっと言いますが、単に「回路上の都合」となります。


          ◇          ◇          ◇


紙と違って電気信号はほっとくと常に変化し続けます。

例えば10Vを1V刻みで10進数を表現しようとしても、ふらふら変化するので数値が化けてしまいます。

すぱっと電流の「あり」「なし」で表現したほうが都合がいいのです。

それ故の二進数という訳です。


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もう一つの都合として「その方が演算しやすい」ことが挙げられます。

当時から二進数の演算はたった数種類の論理回路の組み合わせで全て表現できると証明されており、10進数をそのまま演算するより遥かに簡単だったのです。

そのような事情で、以降のコンピューターは大体二進数で数値を扱うことになったのです。