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No:558 タイトル:GEAR戦士撫子 新Part553 お名前:プロフェッサー圧縮 投稿日:2023/07/05 09:29:56 単表示 返信

エドワード・シーモア的には欲ボケ地主なんぞよりも国民(農民)の困窮の方が大問題と見なしてたようで。

一揆が起きても「勝手に締め出した貴様ら(地主)が悪い」という態度で、鎮圧軍を差し向けようとはしませんでした。

当然地主(=貴族)は不満が溜まる訳でして・・・・・・

遂には勝手に出撃して反乱の首斬りに出ます。

とりわけ激烈な処理をしたのが枢密顧問官ウォリック伯ジョン・ダドリーという男です。


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初代ノーサンバランド公ともライル子爵とも呼ばれる彼は、ヘンリー8世時代に台頭した新教派です。

ヘンリー8世4番目の王妃アン・オブ・クレーヴスの主馬頭を勤めたこともあります。

主馬頭(Master of Horse)とは御馬番と呼ばれる厩舎で働く者達の長で、馬や猟犬等の管理者です。

「なんだペットの世話役かよ」と思った其処の貴方?

それは些か見識に欠けるというものですわ。


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そもそもこの時代の家畜は「一財産」です。

今でも牛馬一頭でも買えば7桁から9桁のお金が吹っ飛びますが・・・・・・

この時代の貴族の馬は、冗談で無しに兵士より価値があったのです。


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馬という生物はとにもかくにもとんでもなくコストが掛かります。

当時の種類は今程大型ではなかったらしいですが、中間種であっても一日あたりおよそ10kgの飼葉を必要とします。

更に水も25リットルを必要とし、行軍の際は荷車の大半が馬の餌で埋まります。

冗談に聞こえるかも知れませんが、これは歴史的資料が幾らでも残ってますので各自確認なさるとよろしいでしょう。