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No:567 タイトル:GEAR戦士撫子 新Part562 お名前:プロフェッサー圧縮 投稿日:2023/09/06 09:38:05 単表示 返信

一方ライル卿 & ジェーン・グレイ陣営はと言いますと。

さっぱり支持が集まりませんでした。

それどころかライル卿の私兵の半数が寝返ったとも。

これはもう文字通り歴史的ざまぁと言う他ありませんわね。

どんだけ人望なかったの? と言いたくなりますが・・・・・・

まあ大義がなかったと言うことにしておきましょう、うん。


          ◇          ◇          ◇


勿論メアリー1世のそれまでのイメージ戦略が功を奏したのは確かです。

ですが、ライル卿の失点と言いますかやらかしが大きなウェイトを占めたのも、また事実です。

具体的に言うと

1.先代ヘンリー8世が定めた王位継承順位を、私欲と保身で正当な理由なく無視したこと
2.当時民集の宗派はまだまだカトリックが多く、言うほど宗教改革は進んでなかったこと
3.農地改革で現政権に不満が溜まりまくっており、政権転覆の気運が潜在的に高まっていたこと

etcetc

まあぶっちゃけ負けて当然と言いますかほぼ自滅でしたわね。


          ◇          ◇          ◇


とはいえ。

敵失を的確に捉えて好機を生かしたメアリー1世も天晴でありました。

特に1.と2.を最大限利用した手腕はお見事と言わざるを得ません。

そりゃあ後世山程創作のモデルにもされようと言うものです。

もっとも、好意的なものはかなり後にならないと出て来ませんでしたが。


          ◇          ◇          ◇


それは何故かと言いますと・・・・・・

まあ通称のブラッディ・メアリーからお察しというところです。

もっとも何十年も鬱積した鬱憤が爆発しても止むを得ないとは思いますけどね。

それくらい苦難の連続でしたから。

彼女の人生は。