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No:666 タイトル:GEAR戦士撫子 新Part661 お名前:プロフェッサー圧縮 投稿日:2025/07/30 08:12:49 単表示 返信

そしてその脳天気な予想は程なくして当たりました。

これまでCPUが画面周りも担当していたのですが・・・・・・

前述のように非常に遅かったので、専用の装置にやらせるようになったのです。

ビデオアクセラレータカードとも呼ばれるそれは、まさに革命的進歩を実現したのです。


          ◇          ◇          ◇


どれくらい革命だったかと言いますと・・・・・・

ガチで10倍以上の速度だったそうです。

それだけの能力があれば、そりゃ漢字表示も滑らかになるというものです。

もっとも当初は文字通りの外付け装置で、それぞれの機種専用のビデオカードが売られていたそうです。


但し──────


国内メーカーの独自OSからは、標準では使えなかったようです。


          ◇          ◇          ◇


と言いますのも。

当時のPCは元々あまり拡張性を考えられたものではないらしく・・・・・・

様々な機器を手間なく使えるようにするという発想自体がなかったようなのです。

まぁこれに関しては、最初から互換性を考慮していたAT機が当時特異なだけで、別に異常なことではなかったのですが・・・・・・

結果的に明暗を分けました。


          ◇          ◇          ◇


何しろMS-DOSは非純正メーカー(サードパーティ)製ビデオカードでも基本的に設定なしで使えたのです。

国内メーカー製PCも簡易的なビデオアクセラレータは搭載していましたが、フル機能のビデオカードには敵うべくもなく・・・・・・

シェアを明け渡す重大な契機となったのです。
  • No:677 タイトル:GEAR戦士撫子 新Part671 お名前:プロフェッサー圧縮 投稿日:2025/10/08 07:07:33 単表示 返信

    この問題、実は外付けビデオカードに留まらず・・・・・・

    内蔵グラフィック機能においても深刻な影響がありました。

    ちょっと3秒考えればわかることですが、外付けだろうが内蔵だろうが画面に映し出す機能に変わりはない訳で。

    潰しの効かない機能(漢字画面)を盛り込むならば自社開発するしかなかったのです。


              ◇          ◇          ◇


    更に悪いことに、漢字画面は解像度の変更に対応するのが難しく・・・・・・しかもグラフィック画面と重ね合わせるオーバーレイにも対応しなければなりません。

    この重ね合わせ合成がわたくし達の想像の10倍くらい難しかったらしいのです。

    ちなみにAT機はシンプルにグラフィック画面1つしかありません。

    これでコスト差が出なかったら、それはAT機メーカーの怠慢以外の何物でもありません。

    そして後追い挑戦者であるAT機メーカーにそんな間抜けはいなかったのです。


              ◇          ◇          ◇


    そしてもう一つ。

    グラフィック周りの派生とも言える問題がありました。

    それは印刷です。


              ◇          ◇          ◇


    当時手書き以外で何等か文章を作るのは専用機・ワードプロセッサの役目でした。

    もっと遡ればタイプライターということになりますが、日本語はまず打てないので置いておきます。

    ・・・・・・実は日本語タイプライターも存在してたらしいのですが、わたくし写真ですら見たことありませんわ。

    カオル辺りは知ってそうですけどね。あのシーラカンスメイドなら。