No:
530
タイトル:
GEAR戦士撫子 新Part525
お名前:
プロフェッサー圧縮
投稿日:
2022/12/21 09:58:37
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と言いますか。
実のところ、王の血統を残したのはこのメアリーの方で、エリザベスはお見合い話ばかりの耳年増で終わったので王族としての評価はむしろ逆となります。
後世の後知恵と言われればそれまでですが・・・・・・
まこと人生、何があるか分かったもんじゃありませんわね。
◇ ◇ ◇
もっともエリザベス自身も別に同性愛者とか男に興味ないとかではなかったようで、実のところ成婚しなかったのは歴史のミステリーの一つです。
一説によると継母の再婚相手トマス・シーモアとか言うロリコン野郎に狙われたのがトラウマとも言われていますが真相は不明です。
わたくし的には治世の鉄の女っぷりからしてそんなタマかと思うのですが・・・・・・
まあ私人と公人は別物ということもある程度理解はありますので、そんな単純な話でもなかったのかもしれません。
◇ ◇ ◇
エリザベス女王も大概めんどくさい御仁でしたが、メアリーも負けず劣らずめんどくさい経歴の持ち主です。
最初の夫フランソワ2世が頓死してスコットランドに帰国した彼女は取り敢えずスコットランド女王となり、異母兄弟であるマリ伯ジェームズ・スチュワートを政治的右腕に任命しイングランド女王の座を狙い始めます。
自称自体はフランス王妃時代からやっていたようですが、いよいよ腰を据えてかかるようになったようです。
その一環も兼ねてメアリーはダーンリー卿ヘンリーとの再婚を推し進めることにしました。
◇ ◇ ◇
ダーンリー卿ヘンリーは母方の従兄弟でイングランド王位継承権としては自分(メアリー)と同格で、基盤固めには申し分ない相手でした。
となれば政敵エリザベスが黙っているはずがありません。
即座にヘンリーに「イングランドに戻ってこなければ反逆罪と見なす」と突き付け、実際に彼の母マーガレット・ダグラスをロンドン塔に軟禁しました。
しかしダーンリー陣営は、その警告をまるっと無視したのです。