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No:506 タイトル:GEAR戦士撫子 新Part501 お名前:プロフェッサー圧縮 投稿日:2022/07/06 09:49:59 単表示 返信

この王妃マルゴと深い関係(意味深)があり、後の惨劇の重要人物となる人物がもう一人。

ギーズ公アンリ1世。

先王フランソワ2世の時代に宮廷を牛耳っていたあのギーズ兄の息子です。


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彼は父が(コリニー提督に)暗殺された後、虎視耽々と復讐の機会を伺っていました。

しかし今のギーズ家ははっきり言えば落ちぶれ貴族

旧教派として国王軍側について戦場には出ていましたが、これまで首級を窺える位置には終ぞ恵まれませんでした。

そんな熏っているギーズ家に、ある日悪魔の囁きが届けられるのです。


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その悪魔に傾倒していた何処ぞの王母について語る前に、もう一人二人重要人物を紹介しましょう。

一人はジャンヌ・ダルブレ。

現ナバラ女王であり、暗殺された先代ギーズ公プロテスタント版とも言うべき、ガチガチのユグノーです。


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彼女はこれまでのユグノー戦争でもプロテスタントの盟主として君臨し、ただのクーデターで終わらせない権力的な後ろ楯として機能してきました。

当然カトリーヌにとっては目の上のたんこぶどころか癌細胞と言って過言ではありません。

しかし度重なる武力闘争で事実上ユグノーに屈してきたとあっては、方向転換をせざるを得ません。

そこでカトリーヌは、メディチ家伝統の方策を取ることにします。

即ち、政略結婚です。