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No:581 タイトル:GEAR戦士撫子 新Part576 お名前:プロフェッサー圧縮 投稿日:2023/12/13 09:38:36 単表示 返信

まあもっとも。

最期のバビントン事件は半ばハメられたようなものですがね。

何しろクーデター企む側に、スパイが二人も紛れ込んでいて。

あまつさえ計画遂行を煽ってさえいたのですから。


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当時エリザベス1世の側近に"サー"・フランシス・ウォルシンガムという男がいました。

法律家で旧家の出である彼は、国王秘書長官ウィリアム・セシルに見出されて秘密警察を設立。

彼が設立したMI5の前身は、都合20回以上にも渡って彼の主君を兇刃から守護り続けました。

エリザベス朝を支えた大立て役者でありましたが、あんまり主君からは好かれてなかったようです。

無論、個人の好き嫌いで無下に扱うほど狭量ではありませんでしたが・・・・・・

個人的な援助をしたことは一度たりともなかったと言われています。


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さて、そんな不遇なウォルシンガム長官でしたが職務怠慢だったことは全くありませんでした。

その原動力はガチガチのプロテスタントでカトリック撲滅に血道を上げてたからとも言われていますが・・・・・・

まあ実際旧教派からはフツーに悪魔呼ばわりされていました。

浅黒い肌で服も真っ黒とあっては誰だってそう言うでしょう。

実際旧教徒への当たりはガチで悪魔の如き所行だったようですし。


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そしてメアリーを破滅に導いたバビントン事件こそ、彼ウォルシンガム秘密警察長官が描いた絵図でした。

その青写真は、バビントン事件の前に起きた大規模な陰謀。

リドルフィ事件なら描き始めたと言われています。