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No:584 タイトル:GEAR戦士撫子 新Part579 お名前:プロフェッサー圧縮 投稿日:2024/01/03 15:50:38 単表示 返信

この事件は運命的ではありましたが必然でもありました。

ガッチガチのカトリックであるメアリーの行き先なんて同じ旧教系しか有り得ませんでしたし、下半身王に疎遠にされていたとは言えノーフォーク家は仮にも公爵です。

近辺でメアリーが逃げ込めるところと言えばここしかありませんでした。

国家簒奪を企んだジョン・ダドリーにとっても恐らく自明であったと思われますが・・・・・・

ただどうも、何処か甘く見ていたフシがあります。


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メアリー脱走を知ったのがもはや手遅れのタイミングであったのは確かなようですが・・・・・・

どうもこのノーサンバランド公、メアリーへの追撃よりジェーン・グレイ女王即位を優先させたようなのです。

枢密院は懐柔済みでしたし、マトモな支持基盤を持たないメアリーなぞ恐れるに足りず等と慢心していたのでしょう。

結果はご覧の有様ですが。


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これは憶測ですが。

自身が新教狂信者で周りも類は友を呼んでいたので、王位継承権の正統性なんぞどうとでもなると錯覚していたのではないでしょうか?

新教勢力圏のイングランド南部すら離反したのにはかなり驚いていたらしいですし、エコーチャンバー症候群に陥って世間の情勢見誤ったのではないかと思います。

まぁ当時インターネッツもTVもありませんでしたから、情報精度はお察しではありますが。

それでも読み切らなきゃならない場面でした。


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まあ結局ジョン・ダドリーは『持ってない』人間だった。

そういうことなのでしょう。

その意味ではノーフォーク一族は『ある意味』持っている一家だと言えるかもしれません。