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No:642 タイトル:GEAR戦士撫子 新Part637 お名前:プロフェッサー圧縮 投稿日:2025/02/12 07:01:35 単表示 返信

まあ考えてみれば当たり前の話で。

暗号化・復号化というものはそもそも「手順と必要なものがわかってれば『誰でも』やれる」ものであるからです。

ごく親しい者同士でだけ通じればいいような場合でも「二人しか知らない」何某かが加わるだけで、それは「必要なもの」に含まれます。

当然、その二人しか知らないことが知られれば『誰でも』解読できることになります。


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先程ちらりと触れたマイナー言語・方言でやり取りするというのも広義にはこれに入ります。

送信側・受信側のみが共通で持っている何かであることが前提の方法。

これを共通鍵暗号といいます。

今までの暗号は全てこれでした。


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しかし。

DH法はその常識をぶち壊すものでした。

ある特別な計算法により、暗号化する鍵と復号化する鍵を分けることに成功したのです。


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まず送信者は2つの鍵を同時に生成します。

これをキーペアと言い・・・・・・一方を公開鍵、もう一方を秘密鍵と呼びます。

送信者は公開鍵を使って暗号化しますが・・・・・・

画期的なのは、公開鍵では元の平文に戻すことが出来ないというところなのです。